Youtubeの広告や、Twitterの副業アカウントのDMなどいろんなところで「プログラミング」で稼げるなんてものを見たことがあるかもしれません。大体のものは、未経験からでも勉強すれば月30万稼げたとかですが、本当にそれは十分なのでしょうか。
会社員は社会保険料等優遇されている
フリーランスと会社員の決定的な違いは、身分保障以外の面でも福利厚生は確実に違います。
学校で教わることもないですが、健康保険料と厚生年金保険料は会社と折半します。
大学卒の初任給は20~22万程度です。高卒なら16.7万、高専・短大卒だと18.3万程度です。(参考)
協会けんぽの東京都の額で見ると、入社時点で高卒は13等級、大卒で18等級あたりに該当することになります。つまり会社は、高卒で2.2万、高専・短大卒で2.4万、大卒で3万程度は月に負担していることになります。

もちろん、半額は労働者負担です。入社してすぐは残業がないかもしれませんが、残業があり昇格昇給していくことを考えるとここから徐々に等級は上がります。またほとんどの会社で支給されることとなる「通勤手当」も標準手当には含まれます。例えば、東京のベットタウン立川から神田までの定期は1月で18,650円なので、その分報酬月額はふえ、等級も上がるのです。
ここで、国民年金や国民健康保険と比べてみましょう。ここでは、月30万、年収360万で考えてみましょう。先ほど例に出した立川市の税率で計算すると、年額343,794円となります。月に直すと2.8万円です。国民年金は月16,590円(令和4年度)です。つまり、月3.4万程度は支払うことになります。
月30万の報酬月額で、協会けんぽの場合は、自己負担は14,715+27,450=32,165円です。これを大した差ではないと捉えてもいいわけですが、厚生年金と国民年金の仕組み上、厚生年金は会社負担分もありますから受取額としては差が出るようになります。
様々な経費も自己負担
そうです。フリーランスは、さまざまな経費も自己負担するのです。家で仕事をするなら、電気代もかかりますし、パソコンが壊れたら買うことになるでしょう。
会社では、会社が負担してくれるものであっても、自分で買わなければいけません。
月30万円は、会社員の若手と同じといっていいでしょう。プログラムやシステムを仕事とする会社で、正社員であれば数年で額面30万にはなります。もちろん、環境はピンキリですしストレスは多いかもしれません。残業が多ければ給与が増えるのは当然なので、会社にはよりますが、実体験として言うならば、新卒入社で2年目で額面30万は行きます。そういうものなのです。
病気で長期休むことになってもその間、給与は入らなくなりますし、退職金もありません。仕事が切れても会社員なら給与は支払われますが、フリーランスではそうでもないです。
フリーランスは2倍稼がなくてはとか、そこまでなくてもいいなど議論の余地はありますが、単純に健康で働けるのであれば1.3倍なのでしょう。ただし、結局これはできる人の話であることには注意するべきです。
育休・産休があるわけもないですし、現実的には2~3倍を目指すべきではあるでしょう。
そこを踏まえて考えると、「月30万」は本当に稼げているのか疑問に思いませんか?
フリーランスは自力でその後もステップアップしていく必要がある
社会保障は何もありません。フリーランスですから、自分で責任を取らなくてはいけません。
会社員なら昇格・昇給があるかもしれませんが、自分でつかみ取らなくてはいけないのです。
結局、プログラミングで本業として稼ぐのであれば、「月60万」「年720万」ぐらいからで、月30万ではちょっときついのかな、といったように思えてならないのです。
自力でやろうとするよりも、30歳未満なら転職してしまった方がいいです。30歳未満なら募集はたくさんあります。未経験でも入れます。いわゆるIT業界は新卒や若ければだれでも入れるわけで、入って中で学んでからでも悪くないと思うのです。その間は、会社員としての保証も受けられますし、力をつけてフリーになればいいのです。

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